―狂言を始めたきっかけは
10年ほど前に、猿楽の発祥の地とされる多賀町で結成された「多賀座」に入ったのがきっかけで、その時には狂言師の野村万之丞さん(故人)にも出会いました。平成13年には能楽協会に認められ、正式な狂言師になりました。
―狂言の魅力は
1000年近く続いている歴史の中で、すごく洗練されたさまざまな要素があることです。色んな気持ちとか、時代風刺の描き方に魅力を感じます。
―現在と今後の活動は
学校だけでなく、ドラえもんやアンパンマン、ポケモンの中に狂言を取り入れ、紙芝居にして幼稚園や保育園で披露したりしています。
今年4月に能楽協会を脱会しましたが、今後もボランティアとして学校や地域で狂言を教えたいと思います。
城陽小で狂言教室、藤田さん講師に
彦根市立城陽小学校で2日、狂言師・藤田さんを招いた狂言教室が開かれた。日本文化の狂言をプロの実演を見て学ぼうと開かれ、6年生59人が体験。
藤田さんは、能が悲しい劇で武士が演じていた一方で、狂言はえらそうにしている人をやっつけるために町民らが演じた楽しい劇だったことなどを教え、すり足や声の出し方を実演しながら指導した。
児童たちも、藤田さんの演技を見ながら、実際にすり足をしたり、声を出したりして狂言の基礎を学んでいた。児童の疋田安貴君(11)は「狂言について、とても勉強になった。本格的にやってみたいです」と話していた。
彦根市立城陽小学校で2日、狂言師・藤田さんを招いた狂言教室が開かれた。日本文化の狂言をプロの実演を見て学ぼうと開かれ、6年生59人が体験。
藤田さんは、能が悲しい劇で武士が演じていた一方で、狂言はえらそうにしている人をやっつけるために町民らが演じた楽しい劇だったことなどを教え、すり足や声の出し方を実演しながら指導した。
児童たちも、藤田さんの演技を見ながら、実際にすり足をしたり、声を出したりして狂言の基礎を学んでいた。児童の疋田安貴君(11)は「狂言について、とても勉強になった。本格的にやってみたいです」と話していた。
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