彦根市立若葉小学校の6年生の児童たちが16日、校庭に「被爆桜」の苗木を植えた。
被爆桜は、昭和20年に原爆が投下された広島で焼失せずに残った桜。広島市の安田女子中学高等学校ではその苗木を育てる活動をしており、若葉小では今年4月30日に同校から譲り受けて、鉢に入れて育ててきた。贈られた時は高さ1㍍40㌢ほどだったが、2㍍を超えたため、校庭に植えることにし、6年生の児童82人が、7、8人ずつで土をかぶせた。
児童の西口功崇君(11)は「平和の大切さを伝えていくためにも、心を込めて育てていきたい」と話した。来春には花を咲かせるという。
山田孝教頭は「うまく成長できれば、今後は苗木をほかの小学校に贈りたい」と話している。
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