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2013年4月11日木曜日

彦根市長選立候補予定者インタビュー、市民団体は討論会も

 14日告示、21日投票の彦根市長選に向け、滋賀彦根新聞社とエフエムひこねコミュニティ放送は、立候補を予定している現職の獅山向洋氏(72)、元県議の大久保貴氏(49)、国会議員元秘書の有村国知氏(38)にインタビューを行った(以下、敬称略)。
 彦根城の世界遺産登録について、獅山「ある日、突然門が開く気持ちをもってやっていく。日本の国内情勢もあるが、努力したい」、大久保「滋賀県も琵琶湖の登録を目指しており、県と一緒に運動をしていきたい」、有村「県、国と協力していくほか、市民の皆さんの意見もうかがっていきたい」。
 河瀬・稲枝地区の南部振興策について、獅山「TPP問題と外して考えることはできない。近江米、彦根米を輸出することを考えたい」、大久保「三津・海瀬、石寺の非農用地の開発など、各エリアで核を作っていきたい」、有村「南部の住民からは何とかして欲しいとの声が多い。市街化として進めていけるのか検討したい」。
 原発について、獅山「エネルギー問題は国の責任だが、原発は断層帯の上にあってはならない」。大久保「とんでもないものを抱えているのは事実で、情報の開示を徹底させたい」。有村「国が方針を固めていく必要があるが、原子力を止めると経済が成り立たなくなる」。
 そのほかPRしたいことや政策として、獅山「(ここで市長を変えると)継続事業や人間関係の面で停滞してしまう。高齢は関係ない。彦根を良くしたいという気力、気概の問題」。大久保「市内各公民館を回る巡回市長室を設置する。校園へのクーラーや学校へ洋式トイレを整備したい」。有村「彦根城周辺等で歩行者天国を実施し、全国から修学旅行生を迎えられる街にしたい。教育会議を設置し、子どもが健やかに生き抜く力を養いたい」。
大久保「人権」有村「教育会議」
現職は欠席、120人が来場
 市民有志団体・彦根市長選を100倍盛り上げる会(柴田雅美代表)は7日、ビバシティ彦根で立候補予定者を招いた討論会を開催。約120人が来場した。
 参加した予定者は元県議の大久保貴氏、国会議員元秘書の有村国知氏。現職の獅山向洋氏は「別の用事」で欠席した。討論会では予定者が、防災、農業、子育て・教育、産業・雇用、原発について意見を述べた後、予定者同士で質疑応答。
 そのうち子育て・教育では、大久保氏が「外国人の価値観を認め合う人権感覚に優れた市民を育てたい。クーラー設置やトイレの洋式化も進めたい」。有村氏は「彦根市教育会議を設置し、保護者にも入ってもらって、子どもたちの生きる力、生き抜く力を養いたい」。

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