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2014年5月26日月曜日

彦根総合運動場が第79回国体主会場に 敷地拡張・地盤整備・交通インフラ・・・課題多く

 平成36年に滋賀県で開催される第79回国民体育大会(国体)の主会場を選ぶ専門委員会(事務局・県教委)の会議が20日、県庁であり、県立彦根総合運動場を主会場にすることを決めた。26日の常任委員会で正式決定する。
 専門委員会は昨年11月から、彦根総合運動場、県希望が丘文化公園、びわこ文化都市公園を候補地とし、現地視察や関連市町へのヒアリング、計5回(20日含め)の会議を経て彦根総合運動場に選定した。
 選定理由としては、▽JR駅から徒歩移動が可能▽名神高速道路のインターチェンジから近い▽アクセスが良いため、継続的に多くの人が使える▽観光資源や大学、商業施設との連携で地域経済の活性化につながる▽国体開催後も誰でもスポーツに親しめる▽今後も滋賀県のスポーツ促進の中核施設として機能強化が図れる―ことをあげた。
 また今後の課題として、現在の敷地面積が約14㌶と手狭で、残り6~7㌶不足しているため、敷地の拡張をあげているほか、軟弱な地盤の整備や彦根市とその周辺地域の歴史性・文化性への配慮も指摘。県と彦根市とが連携しながら、全体のスケジュールに遅れが生じないように求めている。ほかにも、名神や国道からの交通渋滞を解消させるためのインフラ整備が必要になる。
「これからが大事
 彦根総合運動場が国体主会場に選ばれたことを受け、彦根市は20日、市役所で記者会見を開いた。
 大久保市長は「湖東湖北はもとより、多くの県民の皆様のご期待に添う結果をお出しいただいたことに感謝します。ハード、ソフト面を充実させて、彦根の新たな1ページになるよう、皆さんの理解と協力をお願いしたい」と話した。
 市体育協会の中村善一郎会長は「日本を代表するアスリートたちが彦根総合運動場に集まることになる。大勢の方が彦根に訪れることで、観光面でも期待できる。産官民が一体となって成功させたい。これからが大事だ」と述べた。
 最後にはひこにゃんも登場し、一緒にガッツポーズをして喜びを爆発させていた。

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