2015年9月1日火曜日

北陸新幹線の敦賀・新大阪間の米原ルート実現目指し、滋賀県商工会議所連合会が決起集会

 北陸新幹線の敦賀・新大阪間の米原ルートの実現を目指し、滋賀県商工会議所連合会が21日、彦根ビューホテルで決起集会を開き、商工関係者ら約250人が参加した。
 北陸新幹線は長野・金沢間が今年3月14日に開業し、金沢・敦賀間も平成34年度に開通する予定。敦賀・新大阪間について、昭和48年の国の整備計画では福井県小浜市付近を経由する「若狭ルート」が示されたが、政府は「米原ルート」「湖西ルート」を入れた3案から検討。今月6日から与党検討委員会が敦賀以西のルート設定に向けた協議を進めている。決起集会で同連合会の大道良夫会長は「情報が行政からタイムリーに県民に流されておらず、情報の共有化が図れていない」と指摘した上で「(米原ルート実現は)経済活動や市民生活に重大な効果がある。湖東湖北のためだけでなく、広域的な視点に立ちオール滋賀で実現させたい」と話し、同連合会副会長の小出英樹・彦根商議所会頭が現状を説明した。
 来賓として出席した滋賀2区選出で国土交通大臣政務官の上野賢一郎衆院議員(自民)は「単に北陸と関西の関係を強くするだけでなく、長野や北関東、埼玉から北陸新幹線を使って関西へ入ってくることができる」と観光面でのメリットをあげた上で、新幹線の米原・京都駅間の距離が国内最長であることにふれ「リニア新幹線を加えて考えると、米原・京都間に少なくとも新駅が必要。米原ルートの実現と新駅整備は経済発展の基礎になる」と持論を述べた。
 一方で、新幹線と在来線(北陸本線)が走行する並行在来線を行う場合、過重負担の回避のためJRの経営から離される懸念について、上野氏は「米原・敦賀間は必ず収益があがる。三セクの運営の可能性を含め、経済界と力を合わせて構想を練りたい」と語った。その後、大会宣言が読まれ、同連合会の会員らが登壇して、米原ルート実現に向けて「がんばろう」を三唱した。
 なお、敦賀以西の3ルートの概算建設費・新大阪までの所要時間・距離を比較すると、▽米原=5100億円・45分・44㌔▽若狭=9500億円・33分・123㌔▽湖西=7700億円・35分・81㌔。関西広域連合は平成23年に「費用対効果が高い」として米原ルートを国に求めることを決定している。

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