彦根市立病院と市民との良好な関係を目指し、市立病院の医師と市民の有志がこのほど、ボランティア団体「彦根市民健康サポーターズ倶楽部」を設立した。各科医師による勉強会や公開講座などを開き、市民に正しい医療情報を提供していく。
現在の医療環境は、軽症でも通院するコンビニ受診や医療訴訟の増加、経営難への不安などで、地方病院の医師と地域住民との間に誤解が生じ、良好な関係にはなっていない。
彦根市立病院の医師や市民有志ら9人は、医療環境の向上を目指し、同倶楽部を今年10月1日付けで設立。各種団体や老人会、子育て中の母親の集会などの場に、医師を招いて公開講座を開くなどし、市民と市立病院との交流事業を展開していく。
世話人の一人で循環器科の医師・綿貫正人さん(50)は「医者の思いと市民の考えとにギャップがあるのは事実。今後はお互いに信頼関係をつくっていきたい」と話している。
県医務薬務課によると、地方病院の医師と地域住民が、医療環境の改善のために団体を設立するのは県内で初めてだという。
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