江戸時代に湖東地域で生産された高宮布の伝統を引き継ぐ「近江上布」のPRイベントが28日、ビバシティ彦根で開かれた。
「近江上布のルーツを探る」をテーマに叡山学院名誉教授の渡邊守順さんが講演。近江上布が中世ごろに高宮を中心に生産され、近世になると近江商人が全国で売っていた歴史を紹介したうえで、「近江上布は彦根の誇り。その良さを伝えていってほしい」と述べた。
講演会後は現代の名工とおうみの名工2人が協同で作ったかばんの展示販売、稲枝青楽団やゆるキャラが登場しながらの近江上布製ふんどしのファッションショー、近江上布の手織り実演などが行われ、会場は終始、賑わっていた。
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