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2013年3月7日木曜日

野菜の安定供給で農業整備 平和堂がサニーリーフ設立、8割以上は障害者

 平和堂は、鮮度の良い野菜を安定的に生産させるための会社「サニーリーフ」(以下サニー社)を犬方町に設立。自社農場で生産した商品を平和堂の店で販売する「地産地消」に取り組む。1日には農場の見学会を開いた。
 サニー社は平和堂が49%を出資し昨年3月に設立し、犬方町の約7230平方㍍の土地のうち約2990平方㍍分に、ビニールハウスと作業場、事務所を建設。太陽光と、土を使わず水に肥料を溶かした液肥で育てる自然光型水耕栽培(ハイポニカ栽培システム)により、「鮮度の良い野菜を安定的に生産できる」という。投資は約2億円。代表取締役には元平和堂社員の山本太さん(56)が就任。
 従業員の8割以上は障害者を雇用し、現在の従業員20人のうち15人(知的11人、精神4人)が障害者。苗を植える定植や収穫などの作業に取り組む。生産量や事業規模の拡大が進めば、障害者だけでなく、高齢者も雇う。
 リーフレタス、セロリ、水菜、菊菜、ネギなどを栽培し、初年度は計約55㌧の生産を見込む。3月中旬から順次、出荷し、平和堂グループの県内近隣店舗で販売するほか、初年度中に県内全域の71店舗にも提供する予定。

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