2013年9月24日火曜日

ひこね市文化プラザ次期指定管理者決まる 玉虫色の決着

 彦根市議会9月定例会の議案採決が19日に行われ、平成25年度一般会計補正予算案(4億2412万円)や文化プラザの次期指定管理者関連案など28議案が可決。国民体育大会の主会場を県立彦根総合運動場一帯に招致を求める意見書が採択された。昨年度の決算は継続審査になった。
 今議会の焦点だった文化プラザ関連議案に対しては、開会直後に山田多津子議員から「継続審査」を求める動議が出されたが、反対多数で否決。その後の討論では賛成・反対の立場から討論が行われ、そのうち田中滋康議員は「市教委の職員が公募前に東京や大津に出向いて応募を依頼したことは、特定の業者に肩入れしていると言える」などと指摘。採決の結果、田中、山田、山内善男、有馬裕次、辻真理子、野村郁雄の6議員が反対したが、賛成多数で可決された。
 閉会後、現管理団体の一つNPO法人ひこね文化デザインフォーラムの武野貞嗣理事長は本紙の取材に「多くの一般市民が知らない所で行政と議会が決めていって良いのか。文化はそのまちの空気みたいなもので、薄くなることが危惧される」と嘆いていた。
全市議に怪文書
 文化プラザ関連議案の反対派から市議会の全議員に対し、「賛成議員の責任を追及する」などとする怪文書が17日までに届いた。
 怪文書では「栗東さきらと同様に現行職員が一人もいなくなったら、賛成議員は責任がとれるのか」「賛成した議員、一人一人を特定し、(次の)選挙に向けてその責任を徹底して追及する」などと記されている。名前などは書かれていない。
白熱した議論を
事前調査と問答準備
 今議会は文化プラザの指定管理者問題が話題となり、小生も質問と答弁を聴くため、議場内の記者席で幾年かぶりに傍聴した。そのため、顔見知りの何人かの議員さんからは「久しぶりやね」などと声をかけられた。
 もちろん、これまでの一般質問をサボっていた(傍聴していない)わけではなく、庁舎内にあるテレビ越しで聴いていた。それほど、今議会の文化プラザの問題は傍聴席を満席にした市民同様にニュース性があった。
 さて、その当事者の皆さん(市議と市職員)の議論についての感想だが、ほかのテーマの質問も含め、市職員をたじろがせる議員もいれば、追及が甘い議員もいることが改めてわかった。その違いの原因は事前調査と問答の準備にあるようだ。
 例えば、市さえも把握していないような情報(ネタ)を事前に入手し、それを質問にはめ込むと、市が準備していた答弁の効力が薄れ、紙面上ではない議論となり、場合によっては市側の本音を暴くこともできる。それは事前に問答を準備・予想した上での議論も同様だ。
 事前通告の質問から市の答弁を得るというレール(紙面)上での議論では、聴いている者には何も響きはしないし、しいては市の発展のためにもならない。
 議員諸氏には、次回以降の市議会にも多くの市民が傍聴に訪れるよう、白熱した議論を求めると共に、記者席で再びお会いできるテーマがあがるのを切に願う次第・・・。    (山田)

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