直弼の功績や人柄、文化人としての魅力を発信するため4コーナーに分けて展示。映像・文芸コーナーでは、昨年公開の映画「柘榴坂の仇討」のPR映像のほか、童門冬二さんの「吉田松陰」、幸田真音さんの「藍色のベンチャー」、舟橋聖一の「花の生涯」など各著書で登場する直弼を紹介。松陰らを処刑する「悪人」として描いたシーンも登場。
日本文化体験コーナーでは直弼が鍛錬していた茶道、華道、能(チャカポン)にスポットを当てた。茶道具や彦根華道協会に所属する8派が1週間ごとに生ける作品を展示するほか、能では能面のレプリカから視界を体験できるようにもしている。書道のコーナーも設置しており、10分ほどで消える水を使っての習字が体験できる。
映画「柘榴坂の仇討」の特別展では映画で実際に使われた衣装やかご・人力車・槍など小道具を展示、シアター「ほんとうの直弼」では直弼に関する映画やテレビ映像を計5分間上映する。各所で英語と中国語を併記しているほか、外国人が書道を体験できるよう見本を用意しており、海外からの観光客にも楽しんでもらえる内容にした。開館は12月23日までの午前8時半~午後5時。
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