滋賀県の嘉田由紀子知事(59)は16日の県議会で、今夏の知事選への立候補を正式に表明した。
嘉田知事は「必要のない公共事業を『もったいない』と提案し、県政運営にあたってきた」と、この4年間を振り返ったうえで、「社会情勢の変化で未来への不安も明らかになっており、県が持っている潜在的な力、失っては『もったいない』新たな力も見えてきた」と述べた。
また「任期満了を迎えるにあたり、県民の不安を安心に変えるため、滋賀の潜在力を引き出す必要がある。『もったいない』を生かした社会づくりを県民と実現するため、引き続き、県政を担わせてほしい。来るべき知事選で県民の審判を仰ぐ決意を固めた」と、出馬を表明した。
嘉田知事は京大大学院農学研究科博士課程を修了し農学博士の学位を取得した後、琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学教授などを経て、平成18年7月の県知事選に無所属(社民支持)で出馬。「もったいない」をキャッチフレーズに戦い、現職に3万票以上の差をつけ初当選を果たした。新幹線栗東新駅の建設を中止させたほか、国の大戸川ダム事業を凍結に持ち込んでいる。
共産は3月にも
自民は参院選優先
知事選へは共産党が3月にも独自の候補を擁立する動きを見せている。
民主党など国政与党は、嘉田県政に理解を示していることから、支援に回るとみられる。
自民党は、知事選と同時期に行われる参院選の候補者擁立を優先させており、嘉田人気と、同党への逆風から、独自候補の擁立を見送る可能性もある。
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