2010年2月20日土曜日

七曲り通りの手打ちそば「文久蔵」 江戸時代の蔵改装

 彦根市の七曲り通りに、江戸時代の建物とされる蔵を改装した本格手打ちそば屋「文久蔵(ぶんきゅうぐら)」(沼波町)がある。
 店主の伊藤昇さん(56)は山形県山形市出身。趣味でそば作りをしていたが、店舗を構えることを決意。札幌市などで修行した後、夫人の昌代さん(56)の実家を改装して平成20年4月に店をオープンした。
 建物は母屋と蔵で、母屋の瓦に文久2年(1862)と書かれていたため、その時期に建てられたとみられる。母屋がそば作りの場所、蔵が店舗。蔵は3階建てだったが、3階部分の床の一部を無くし、2階建ての店舗にした。大人数の場合に使用される2階は、江戸時代のものとみられる柱や屋根がそのまま残っている。1階16席、2階8席。
 そばは、北海道産の「キタワセ」と茨城産の「常陸秋そば」を使用。そば粉10に対しつなぎ粉1を加えた「十一(といち)」と呼ばれる配合で、そば本来の風味を出している。伊藤店主が毎朝5時に起き、電動石臼での製粉から、こね、緬棒での伸ばし、切る―までをすべて行っている。こね方で堅さや形が変わってくるといい、歯ごたえに腰がある。添加物も一切使っていないという。
 伊藤店主は「飽きがこないそばを提供したい、という思いで作っている。是非、味わってほしい」と話している。そばは1000円~1700円。ほかにも、そば豆腐、えび天重、天ぷら盛り合わせなどもある。
 営業時間は午前11時~午後3時。定休日は火曜日(祝日時は翌日)、第3水曜日と翌日の木曜日。問い合わせは℡0749(22)7077か、(http://www.bunkyugura.com/)。
 ※ 滋賀彦根新聞は、新コーナー「まちの隠れ処」を始めました。「行きたいけど高級そうで入れない」、「店の前はよく通るけれど、どんな店?」など、隠れ処的な存在の店を紹介します。情報提供も随時、受け付けています。

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