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2010年8月11日水曜日

野坂昭如さん原作「火垂るの墓」のミュージカル開催企画 「火垂るの墓とそのころの彦根」展、ひこね市文化プラザ

 第二次世界大戦時の彦根など滋賀県内の様子を撮影した写真などを展示した「火垂(ほた)るの墓とそのころの彦根」展が、14日までひこね市文化プラザで開かれている。
 14日に文化プラザであるミュージカル「火垂るの墓」に合わせ、文化プラザが初めて企画。「空襲」「出征」「日々のくらし」「子どもと学校」の4テーマに分けて44点を展示している。
 展示品は、田原町に落ちた焼夷弾、城南小に落ちた爆弾の破片、甲良町での配給切符、城西小2年生だった上野欽一さんの絵日記、防空頭巾、のほか、写真としては▽昭和12年の彦根駅での出征兵士の見送り▽昭和16年の市内での防空壕掘り▽昭和16年の芹中町でのバケツリレー訓練―の様子など。
 会場は13日までがメッセホール棟1階、14日のみグランドホール2階。開館は午前9時~午後10時。入場無料。
火垂るの墓ミュージカル
文化プラザで14日
 野坂昭如さんの小説「火垂るの墓」のミュージカルが、14日午後2時~ひこね市文化プラザグランドホールで開かれる。
 同作品は、昭和20年6月5日、米軍の大空襲で焼き野原となった神戸の街が舞台。この空襲で家や母親を失った幼い兄姉が必死で生き抜こうとする姿をえがいており、戦争によって食べるものもなく死んでいった野坂さんの妹への思いも込められている。
 演出・脚本は「はだしのゲン」の木島恭さん。演技は劇団ポプラ。全席自由。高校生以上1500円、中学生以下500円、60歳以上1000円、未就学児無料。問い合わせは文化プラザチケットセンター℡0749(27)5200へ。

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