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2010年8月17日火曜日

映画「桜田門外ノ変」上映へ 佐藤純彌監督 ひこね市文化プラザで9月3日講演

 安政7年(1860)に井伊直弼が水戸藩士らに暗殺された「桜田門外の変」の映画が、10月16日から全国ロードショーされる。ひこね市文化プラザは9月3日午後7時~エコーホールで、映画を制作した佐藤純彌監督=写真=の講演会を開く。
 安政5年4月に大老に就任した直弼は、孝明天皇の了解を得る努力をしながらも、米国総領事・ハリスの強い要求により勅許を得る前に通商条約を締結。これに対し、水戸藩の徳川斉昭ら一橋派は直弼の政治を批判し、天皇による直弼政権への非難声明「戊午の密勅」を引き出した。
 しかしその行為は当時、違法行為にあたるため、直弼は密勅に関わった水戸藩士らを逮捕し処罰(=安政の大獄)。天皇には条約締結の了解を得、密勅を水戸藩から返納させるよう求めた。これに反発した水戸藩や薩摩藩の浪士18人が直弼を暗殺して一橋派が幕政を握るクーデターを計画。安政7年3月3日、江戸城へ向かう途中の一行を襲撃し直弼を暗殺した。
 映画「桜田門外ノ変」は、直弼を暗殺した部隊の指揮官・関鉄之介を主人公として、当時の幕府と水戸藩との関係、下級武士だった関が暗殺に関わった背景などをえがいている。関役は大沢たかお、直弼役は伊武雅刀が務め、ほかに、長谷川京子、北大路欣也などが出演している。
 佐藤監督は東京出身。東大仏文学部卒業後、東映入社。昭和38年(1963)の「陸軍残虐物語」で監督デビュー、昭和63年の「敦煌」では日本アカデミー最優秀監督賞、平成17年の「男たちの大和」ではブルーリボン監督賞受賞。講演テーマは「映画・桜田門外ノ変を語る!」。入場料500円。申し込みは文プラチケットセンター℡0749(27)5200へ。
講演チケットプレゼント
 映画制作会社・東映関西支社は、9月3日にひこね市文化プラザで開かれる佐藤純彌監督の講演会のチケットを、滋賀彦根新聞の読者5組10人にプレゼントする。 
はがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記入し、〒530・0001大阪市北区梅田1の12の6 イーマビル14階 東映株式会社関西支社・「桜田門外ノ変」歴史講演会 滋賀彦根新聞係へ。23日必着。当選者には27日までに通知する。

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