2011年9月10日土曜日

大阪ガス彦根工場跡地 地下水からシアン化合物

 大阪ガスは7日、旧彦根工場(大東町)跡地の地下水からシアン化合物が検出されたと発表した。周辺への影響はないとみられるという。
 昨年10月と今年1月の測定では敷地内の土壌からシアン化合物が基準値(0・1㍉㌘/㍑)以上検出された。昨年10月以降、同社は汚染したと見られる土壌を除去し、4月には基準値未満だった。しかし7月と8月の調査では再び土壌や敷地外との境界部の地下水で検出。除去したにもかかわらず、検出された理由について同社は「今年6月に完成した大阪ガスショールームを建築する際に地盤が乱れた可能性がある」としている。
 ただ県による周辺の井戸水の調査では検出されていないといい、同社は「周辺の生活環境への影響はないと考えられる」としているが、地下水の拡散を防ぐため、今月10日から揚水作業を開始。並行して地下水の調査も行い、その中でも検出されれば、土壌の密閉など追加対策を行う。敷地内の地下水のモニタリングも継続する。
 同社は大正2年(1913)に彦根瓦斯(がす)として同地で操業開始。昭和20年に大阪ガスに合併され、同38年に製造設備を停止するまで石炭を原料とするガスを製造してきた。シアン化合物は石炭からガスを作る過程で発生するとされ、同社は機械の故障などで地下に浸透した可能性があるとみている。

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