2012年10月10日水曜日

井上仏壇店など京滋5社が関西伝統技法倶楽部設立 英国で商品化へ

 伝統工芸の技術を生かした商品をヨーロッパを中心に世界で販売していこうと、滋賀と京都の5社が「関西伝統技法倶楽部」を結成。県内からは彦根市芹中町の井上仏壇店(彦根仏壇)と甲賀市の丸滋製陶(信楽焼)が参加しており、今月14日から22日にはイギリスを訪れ、現地のデザイナーとのワークショップや店舗の見学を行った。
 日本の伝統工芸の技術を採用した商品をイギリスのプロダクトデザイナーらがデザイン・開発し、イギリスなどヨーロッパと日本を中心に世界各国へ販売していこうとする試み。
 中小企業庁のジャパンブランド戦略策定支援事業の採択を受けての4年間の計画で、今年度は調査と研究がメイン。来年、商品開発を行い、9月にロンドンで開かれる展示会へ出展し、再来年以降に商品展開をする計画。
 今月イギリスに訪問したのは同俱楽部代表で井上仏壇店店主の井上昌一さん(45)のほか、信楽焼、寝具(以下京都)、和傘、竹材の代表者ら6人。現地ではデザインを担当するイギリス在住の日本人デザイナー・石川俊祐さん(35)らから各分野の技術を生かした商品についての提案を受けた。彦根仏壇としては七職のうち、宮殿と金具の技術に関心が示され、立体物やナイフ・スプーンなどの商品化が提案されたという。
 井上さんは「イギリス在住のデザイナーが商品開発するということで、ヨーロッパで受け入れ易いすばらしい物ができると期待している」と話している。

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