滋賀県警少年課と市教委によると、事件翌日に被害を受けた生徒が落ち込んでいることに担任が気づいて事実を把握し、その日に市教委に報告。市教委は写真がサイトにアップされたことなどを重く見て、「いじめが疑われる事案」と判断。中学校側に加害生徒が被害を受けた生徒を含めてほかにも同じような行為をしていなかったか確認するよう求めると共に、警察と連絡を取り合った。
また中学校では今月1日に1~3年生の全校生徒を対象にアンケートを実施。いじめ行為はなかったとの結果だったという。
一方で被害を受けた生徒は「いじめではない」と話していたが、保護者からの被害届けを受けて、県警は「(継続的な)いじめにつながる可能性がある」として、加害生徒2人を逮捕した。
中学校長「対応念入りに」
加害生徒2人の校内での生活ぶりやほかのいじめの有無について、中学校の校長は滋賀彦根新聞の取材に「個人が特定されるため答えられない」とした上で「今後もいじめへの対応を念入りにしていきたい。加害生徒についても復帰し易い環境を整えたい」と述べた。
市教委は校園長会議で、いじめの撲滅に向けて「更に児童生徒を観察し、課題の把握に努め、子どもたち自身でいじめを無くす取り組みを進めるなど工夫してほしい」と要請。今月中旬までに早期に把握できる対策を報告するよう指示した。
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