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2009年8月25日火曜日

滋賀県第2区の情勢 民主田島リードで終盤へ 自民藤井猛追も彦根で苦戦

 30日投票の衆院選は、早くも終盤戦に入る。滋賀県第2区は、滋賀彦根新聞のこれまでの取材や全国紙の世論調査などから、民主前職の田島一成候補(47)がリードし、自民前職の藤井勇治候補(59)が懸命に追う情勢。ただ、両陣営とも「世論調査で示された数値の実感はない」としており、終盤戦へ陣営の引き締めを図っている(以下、敬称略)。
 田島は、民主支持層の大半、社民と共産の多く、無党派層から支持を獲得しているほか、自民や公明の一部も取り込んでいる。地域別では彦根を中心に支持を広めており、陣営からは「彦根でダブルスコア―を狙いたい」と強気の声も聞こえ始めた。米原や伊香郡などで優勢なほか、長浜でもリードする様相で、優位な情勢。
 終盤戦への戦いについて、選対本部長の江畑弥八郎県議は「選挙区内での演説会などでの反応は非常に良い。これまでの活動と変わらず、決めた事を陣営がまとまって、きちんとやっていきたい」と話している。
 藤井は、自民支持層の多くをまとめたが、ほかの政党や無党派からはいま一つ。世論調査では公明の支持が4割程度とされたが、陣営では「(公明からの支持が)日に日に固くなっている」としている。地域別では、出身の東浅井郡で優位に進めており、郡部や長浜でも支持を得ている。しかし、大票田で田島出身の彦根では伸び悩んでおり、陣営では「彦根でどれほど票を上乗せするかで勝敗が左右する」とし、彦根重視の姿勢を見せている。
 総括責任者の中村善一郎県議は「情勢が厳しいのは間違いないが、電話作戦やミニ集会など地道な活動をし、少しでも差を縮めたい」と話している。
 幸福実現党の池田信隆候補(49)は、消費税撤廃や北朝鮮対策を訴えている。

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