2011年4月15日金曜日

大阪維新の会と滋賀県議会

 10日の統一地方選は民主党が惨敗した。これは国民が菅直人首相以下、現政権への審判を下したことは明瞭であるが、強いては民主党への不信任を突きつけたともいえよう。一方で、大阪維新の会や愛知の減税日本などが躍進したが、この背景には、「仮設住宅」である民主党と、「老朽住宅」である自民党が、いつまで経っても地方や国民にとって居心地の良い「住宅」を建てることができないことへの苛立ちを暗に示しているのであろう。
 それにしても、大阪府知事の橋下徹さんの政治家としての資質には、目を見張るものがある。橋下さんには大阪だけでなく、停頓状態で閉塞感漂う今の日本(国政)を何とかして欲しいと思うのは小生だけではあるまい。そのカリスマ性は石原慎太郎都知事や小泉純一郎元首相と同等クラスであるか、それ以上ではなかろうか。
 橋下さんと、永田町の為政者たちとの違いは何か。それは歯に衣着せぬ物言いと、その中にも政治的駆け引きを取り入れていることではないか。時に政治家は心にある事象を発し、いわゆる失言として問題視される場合があるが、橋下さんの場合は、多くの人たちが抱き、言葉に出しにくい本音の部分を表すため、許されてしまうのではなかろうか。橋下さんには是非、大阪都構想が実現した後、国政で活躍していただきたい。
 さて我が滋賀県の選挙結果だが、自民が推薦5人を含めて改選前より5増の25議席となり、4年ぶりに過半数を占めた。翻って、民主は5減の12議席と後退している。嘉田知事を支援する対話の会は支持1人を含め5議席と1議席伸ばしていることから、県民は、嘉田知事は支持するが、民主党は支持しないという、決断をしたわけだ。
 もちろん県民は自民党を支持したうえで投票したわけでなく、もし維新の会のような民衆を惹きつける地域政党があれば、そちらが躍進していたであろう。
 つまり、県民の多くは国政に対しては民主党に愛想を尽かしている一方、滋賀県議会にも魅力を感じておらず、それが今回の過去最低の投票率に繋がっている。
 彦根の候補者を集めて本紙が行ったラジオ討論会では、議会改革について、議員評価制度の創設や定数・報酬の削減の意見が出ていたが、共に並行して早急に進めるべきであり、新しい県議諸氏には魅力ある県政づくりと、「人涸れ」状態の打破のため、若手の後継者育成にも尽力願いたい。   【山田貴之】

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