2011年4月27日水曜日

新しい彦根市議へ―議会改革を進めよ―

 今回の市議選、何の戦いもなく、選挙カーに候補者を乗せ、ウグイス嬢が名前を連呼する声だけが鳴り響いた、旧態依然としたつまらぬ選挙戦だった。
 一方で、車を使わずに降雨を含めて終始、自転車を走らせたという(北川)元気君が目立った選挙でもあった。自身でも語っていたが、「政治の『せ』の字も知らないど素人」の彼が、ベスト10入りするまで票を獲得した背景には、27歳という「若さ」だけではなく、今の市政を含め停頓している政治に新鮮な風を有権者が求めているからであろう。
 彦根市議選の候補者25人の平均年齢は59歳で、当選者24人の平均も58・4歳。いずれも民間では定年間近で、第二の人生となる老後のプランを考える時期でもある。経験豊かな人生を市政のために生かすという発想も良いが、「古い時代」を生きたことによる固定観念は時に足かせとなり、停滞の起因ともなっているのではなかろうか。
 市議にも30代、40代の若手はおられ、新人を除くいずれの皆さんも市議レベルに置いておくにはもったいないほどの政治力をお持ちだ。ただ、当選した新人を含め40歳代以下は6人に過ぎず、彼らだけで「老朽化」している議会を建て直すのは至難の業だ。
 地方議会は今、その存在意義さえ問われており、地方議員はただ単なる地域のご用聞きや行政の監視役ではなく、より「政治」的な役割が求められよう。小生は国のように地方議会にも予算編成権があっても良いと思うが、それに近い仕事はできるのではなかろうか。
 また、過去最低の投票率を報じた本紙のツイッターに対しては、あるフォロワーが「行政や議会は投票率を上げる取り組みが足りないんじゃ。何もせずに市民の意識が変わることは無いわけですし。定数ももっと減らして良い」と、ごもっともな指摘をされた。
 市議会は平成20年12月に定数を28から24に削減したが、市民感覚では更なる削減が必要である。削減の議論で、議員諸氏は他市との比較をするが、彦根市議会が先進的事例になるべく、定数削減を進めていくべきである。
 新人を含めた市議の皆さんには、市民の多くが納得いく議会改革を進めていただきたい。    【山田貴之】

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