2011年10月6日木曜日

彦根市初の民間から教育長 前川恒廣氏「国際力」と「プロ」育成重視

 彦根市の新しい教育長に初の民間出身者として就任した前川恒廣(つねひろ)氏(56)=写真=が、3日の会見で抱負を述べた。は池州町出身で、城西小、西中、彦根東高、東京大学経済学部を卒業後、三菱銀行に入社。昭和61年7月に退社し、フランスのビジネススクールに入学。2年後にMBA(経営学修士)を取得しクレディアグリコル銀行に入社。平成4年2月に退社した後は日本航空(JAL)に入り、昨年11月まで勤務してきた。
 会見で前川氏は当面の課題として、中学校給食の実現ほか、西高の統合を含めた県立高校再編計画をあげ、「地方は都市部と比べて選択肢が少なく、ほかの可能性を検討した上で時間をかけて考えていかなければならない問題だ」として反対姿勢を示した。
 自身が約7年間、海外で暮らした経験があることから、「日本の大学生の留学が減っている一方、円高で海外進出をする企業が増えている」「海外へ出て行こうという意識がもてるような教育をしたい」と述べた。また、自身が勤務し会社更生法を適用したJALにもふれ、「金太郎あめのように、大学を出て会社員になるだけではなく、色々な職業を経験することが必要」とし、「子どもたちが将来、その道のプロになれるよう、さまざまな業種の人を学校に呼んで、色んな職があることを紹介したい」と語った。
 教育長への就任は今年夏に市長から打診があり、「相思相愛」で受諾。「これはゴールではなく、スタート。郷土への恩返しとして、教育の場で貢献したい」と抱負を話した。妻と娘はこれまで住んでいた横浜市に残し、単身赴任で実家の池州町で過ごす。任期は今月2日~平成2710月1日。
 なお、県教委によると、現在の県内市町で教育関係者以外の教育長就任は彦根のみ。

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