滋賀県立大学(彦根市八坂町)人間文化学部4回生・肥川修士さん(22)デザインのふなずしのパッケージが、さきごろ米国ニューヨークで行われた国際的なコンペティション(競技会)でシルバー(銀)賞を受賞した。パッケージ化された商品は木村水産(彦根市後三条町)の店舗で販売している。
同社では平成21年に、しが新事業応援ファンド助成金を活用してパッケージのデザインを同学部デザイン学科の南政宏研究室に依頼。学生5人の中から肥川さんのデザインに決め、翌年11月に商品化した。
パッケージのデザインは全体的に魚をイメージし、おなかの部分をうろこ状にしてふなずしが見えるようにし、持つ箇所を尾ひれのようにしている。紙製で高さ24㌢×横12㌢。今年春にはパッケージデザインの世界的な大会「ペントアワード」に応募。日本の大手企業を含め世界各国からの1000点以上の中で入賞にあたる約60点に選ばれた。シルバー賞はダイヤモンド、プラチナ、ゴールドに次ぐ賞。
肥川さんは7月ごろに第一報を受け、9月29日にニューヨークのタイムズスクエアでの授賞式に出席。食品部門での受賞と思っていたらしく、ラグジュアリー(高級品)部門で呼ばれた時は「少し気を抜いていたので驚いたけど、ステージに上がった時はうれしかった」と話していた。
肥川さんデザインのふなずしは、「あゆの店きむら」の各店や県内の土産売り場などで販売。1000円~1500円。
0 件のコメント:
コメントを投稿