2012年9月6日木曜日

中心市街地活性化と商店街振興策を解説、開業支援セミナー力石で始まる

 商店街での開業を応援する第1回目の「キックオフ・セミナー」が2日、彦根市の花しょうぶ通り商店街 寺子屋力石で行われた。
 まず元内閣官房地域活性化事務局参事官の河本光明さんが「中心市街地活性化と商店街の振興」をテーマに、将来的な人口の減少や、グリーン(新エネルギー)・ライフ(医療や福祉)・農林漁業・中小企業―の日本が再生するための4つのキーワードをあげながら、中心市街地の現状を解説。「大規模商業施設や病院、社会福祉施設などが郊外に建てられているため、中心市街地に人が来なくなっている」と指摘した。
 先進事例としては、「通行人4人と犬1匹」から「200万人の観光客」を招くようになった長浜市のまちづくりを紹介。「民間主導によるまちづくり会社を運営して、ガラス工芸の導入や人材育成を重視し、全国のモデル都市になった」と話した。
 商店街の振興策としては、「住・職・福・学・公・憩・観」をまちに取り入れること、「遊び場」として商店街に人を集める取り組みを考えること、地元人とよそ者・若手とベテランなど新しい「結」のパターンをもつこと―をあげた。
「町並み」と「暮らし」重視も
 続いて、歴史的な町並みを生かしながら商店街を再生させている兵庫県篠山市の「ささやまな家」の谷垣友里さんが、空き家の活用と開業者誘致の手法を説明。商工会や支援会社など5団体で「空き家活用プロジェクトチーム」を平成21年に立ち上げ、役割分担をしながら古い町並みにカフェ店などを次々にオープンさせたことを紹介し「空き家を『個人』資産から『地域』資産へ、をテーマにまちづくりを進めている」と述べた。
 また、「町並みの保存」と「暮らしの町」を重視していることを強調した上で「住民の人たちがうれしくなる商店街になるよう、何がどこに必要かのエリアマネジメントを心がけている」と語った。
 開業応援セミナーは同商店街振興組合とNPO法人彦根景観フォーラムによる結のまちづくり実行委員会が主催。次回は10月28日午後1時半~「個店運営の基本」をテーマに。

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