開票が始まった午後8時に「当確」の知らせが入ると、上野氏は長浜事務所に姿を現し、支援者らと握手。午後9時過ぎには彦根事務所にも訪れ、支持者ら約50人を前に万歳をして喜んだ。
滋賀彦根新聞の取材に上野氏は「知名度は無かったが、(支援者の)皆さんの力のお陰で当選できた。国政ではまず景気を回復させるために経済の立て直しを最優先にしたい」「故郷への恩返しとして滋賀2区では農業振興、インフラ整備、観光など、人を呼べる、人口を増やせる政策を進めていきたい」と抱負を述べた。
田島氏は選挙期間中、野田佳彦首相や岡田克也副総理、前原誠司氏、細野豪志氏の「選挙の顔」の応援を受け、地元・彦根では上野氏を約800票差で上回ったが、民主党への逆風で、ほか市町では下回り全体で2万票近くの差をつけられて敗れ、4選目は果たせなかった。
世一氏は選挙戦の中盤からようやく陣営が動き始めたが、準備不足や知名度の無さから、支持を広めることができなかった。中川氏は共産党以外の票が少なかった。
彦根は前回続きブービー賞
投票率下から2番目
彦根は前回続きブービー賞
投票率下から2番目
小選挙区の投票率は県内全体で61・76%(前回70・65%)、2区で60・06%(同69・71%)だった。県内最低の投票率は愛荘町の56・03%(同68・08%)。彦根市は57・29%(同66・41%)と県内で2番目に低く、政治への無関心さはあいかわらずだった。
県内の比例代表の投票数は、自民党が18万2446票(彦根市は1万2728)のトップで、2位は日本維新の会の15万3408票(同1万0205)と躍進。民主党は10万4508票(同8568)の3位。その後を、嘉田知事が党代表の日本未来の党の8万3447票(同6404)、みんなの党の5万0206票(同4596)が続いた。
彦根の元副市長も当選
彦根の元副市長も当選
彦根市の元副市長で兵庫4区から自民党新人として出馬した藤井比早之氏(41)も、次点に3万票近くの大差を付ける10万4202票を獲得し初当選を果たした。藤井氏は総務省職員時代の平成21年7月1日から副市長を務め、国政へ進出するため同22年12月27日に退職していた。
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