フォーラムは、時代劇や大河ドラマなどの歴史作品と、市民とをつなげるための活動をしている時代考証学会(会長・大石学東京学芸大学教授)が、文化プラザで開催し、滋賀県民のほか、北海道から鹿児島まで各地の時代劇の愛好家や制作関係者ら166人が参加した。
フォーラムでは、大石会長や彦根市民有志らが「大河ドラマは町になにを遺したか」や「彦根市の歴史遺産と『歴史まちづくり』」などをテーマに講演したほか、俳優の長塚京三さんが「わたしと時代劇」について話した。
本では第1部で、テーマごとに登壇者が解説した内容や関連写真を掲載し、長塚さんの役作りやロケ地での交流話などを載せているほか、第2部ではまちづくりに携わる市民の地域での取り組み内容の寄稿を紹介。
大石会長は「彦根・滋賀が目指すべき、文化財保護と地域経済の振興との共生が示されている。本書の提起は地域の新たなコミュニティの形成などほかの都市にとっても役に立つのでは」とコメントしている。
本はB5判・274ページ。2675円。発行はサンライズ出版。問い合わせは文化プラザ☎(26)8601。
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