JC近畿は今年度、他者を思いやる心や感謝の気持ちの大切さを教えるため、近畿2府4県で「徳育」運動を展開。いわゆる「9歳の壁」にあたる小学3、4年生を対象にメンバーが各校を訪れて出前授業を実施している。
河瀬小にはJC近畿と彦根青年会議所のメンバー計9人が訪問し、3年生79人と4年生66人の計5クラスに分かれて授業。最初に「ありがとう」と思う事柄を書かせて、さまざまの事例を載せた絵本「アリガトウをみつけよう」を読ませた後で、再び「ありがとう」と思うことを列記させた。児童たちには「ありがとう」をテーマにした絵の宿題も与えられた。
一部のクラスには金谷さんも講師として入り、自利と利他をテーマに「自分の事ばかり考える人が増えれば、世の中 めちゃくちゃになる」「自分に向いている事を頑張ってやって、『ありがとう』と感謝されたら得した気持ちにもなる」と、利他に生きることをすすめた。
授業後、3年生の中島志歩さん(8)は「これからは色々な場面で『ありがとう』と言えるようになりたい」と話していた。市内ではJC近畿による出前授業が河瀬、亀山、城東で実施されたほか、残り14校も各校の教員が同様の授業を行うという。
JC近畿は7月13日に京都府立山城総合運動公園体育館で行うフォーラムで、2府4県の小学校から集めた計約7000枚の絵によるモニュメントを披露するほか、金谷さんらを招いたシンポジウムを開催する。
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