公民館を利用する年齢層は高齢者や小中学生が中心で、大学生ら若者世代が使用する機会はほとんどないため、中地区公民館はより多くの若者世代を呼び込もうと滋賀大に協力を依頼。滋賀大では地域コミュニティ活性化プロジェクト(担当教員・柴田雅美特任准教授)と題した講義の一環で参加することにし、履修する1~4年生の9人が4月から学んでいる。
10回目の講義となった12日には地域住民6人が初めて参加し、7月6日に同公民館一帯で行う七夕祭りのイベント内容について話し合い、大学生による音楽ライブや子ども向けイベント、古本市などを実施する方針を決めた。学生の小関加奈さん(21)=3年生=は「公民館の利用層は子どもから高齢者まで広いけれど、学生の年代は入っていない。地域の活性化のきっかけになることができれば」と話している。
滋賀大では来月のイベント以降も継続して、古本市などのイベントや音楽などのサークル活動の場所として公民館を活用する予定。中地区公民館の伊富貴和雄館長(67)は「若い世代の人に公民館を使ってもらうことで、地域住民とのコミュニケーションを図ってもらうこともできる」と話す。
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