2013年12月5日木曜日

伝統の小泉紅かぶら収穫祭 八王子神社で天日干し後 漬け物に

 彦根藩井伊家に納めたとの記録が残る「小泉紅(べに)かぶら」の収穫祭が1日、小泉町内であり、地元住民たちが農園(約1000平方㍍)に育ったかぶらを収穫した。
 小泉紅かぶらに関しては、江戸時代後期に玄宮楽々園の庭園の手入れをしていた小泉村の住民が、かぶらを見つけて種を持ち帰って育て、漬け物にして藩主に献上したところ喜ばれ、「小泉紅かぶら」として名産になったとの伝承がある。また井伊家文書のうち、明治3年(1870)に記述された帳面には「小泉町の住民が200本を納品した」との記述もある。
 地元住民らは昭和62年に小泉紅かぶらを復活させ、その後中断したものの、平成20年に再挑戦し、以降毎年この時期に収穫祭を行っている。今年は小学生から高齢者まで約40人が参加。農園で約800本のかぶらを収穫した後、近くの川で洗い、わらの縄で6本ずつ結った後、八王子神社の境内に天日干しをした。1週間ほど干された後、漬け込まれ、来年2月下旬には市内の飲食店や宿泊施設で出される。
 地元団体・小泉八王子俱楽部部長の北村光男さん(72)は「大きさもちょうど良く、おいしい漬け物が出来そう」と話していた。

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