小鑓氏は経済と教育問題を重点的に選挙戦を展開。官僚時代に政策の立案に携わったアベノミクスの三本の矢にならって、経済、女性・若者・高齢者、社会資本整備を「三本の槍」と位置づけ、政策を訴えてきた。連日、国政選挙並みに党の幹部や「顔」が応援に駆けつけ、支持を求めた。12日は午前中に3区、午後に1区を回る予定。
三日月氏は嘉田知事と立ち上げた政策集団「チームしが」の一員として、「草の根自治」をキーワードに選挙戦を展開。「中央の政策を地方に持ってくるやり方はおかしい」と指摘しながら、「『もったいない』県政を引き継ぐ」と嘉田県政の後継をアピール。民主党の国会議員らの支援も受けた。12日は草津駅、瀬田駅などで演説する。
期日前のシステムダウン
期日前投票が行われている彦根市役所で10日11時ごろ、システムが一時ダウンし、来庁者の行列ができる場面があった。市選管によると、庁舎1階の出納室のネットワーク機器がフリーズし、同室からケーブルをつないでいた名簿対照をするパソコンがダウン。10分ほど動かなくなったが、再起動後に復旧したという。この影響で15人ほどが列を作った。
なお期日前投票は9日までに5012人(うちビバシティが1883人)で、前回の4023人よりは多い。
今回の知事選は県下最低レベルにある彦根市の投票率も注目される。なお知事選の最近の投票率は参院選と同時に行われた前回が56・06%だったが、8年前が37・3%、12年前が38・12%といずれも30%台となっている。
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