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2015年7月27日月曜日

旧豊郷小学校 非公開部屋見学ツアー、航空機距離及高度測定器など展示

 豊郷町観光協会は、旧豊郷小学校内で普段は非公開になっている部屋などを特別公開している。8月2日~は戦時中の関連品も展示する。
 旧豊郷小には備品などがそのまま残っている部屋があるが、公開されていない。同協会は旧豊郷小学校を創設した古川鉄治郎が理科器具を購入した縁から、島津製作所創業記念資料館に協力を依頼。展示する準備が整ったため、4人以上と10人以上の団体向けに見学ツアーを受け付けている。
 公開する場所は理科室、理科準備室、貴賓室、当時の様子を再現した教室、校舎屋上。理科準備室には当時、使われていた実験器具が展示。貴賓室のソファーなども当時のままだという。ボランティアガイドの案内で1時間半見学。料金は4人以上の個人で一人600円、10人以上の団体ツアーで一人500円、いずれもガイドブック付き。収益の一部は旧豊郷小の管理基金に。期限なし。申し込みは1週間前までに同協会☎(35)3737。
 戦時中の関連品は、空襲してくる戦闘機を監視する「航空機距離及高度測定器」と、米軍の通信兵が使用していた乾電池(バッテリー)。同校には戦時中、青年学校が併設され、軍事教練も行われていたため、その際に測定器が使われたとみられる。同協会によると、同様の測定器は県内に残っていないという。乾電池は棒状と角型があり、角型には「米国寄贈販売厳禁 昭和二二・一二・九」と記されている。展示は8月31日まで。

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