2015年7月28日火曜日

江竜喜信さん歴史小説・高綱と重源 発刊

 源平合戦の「宇治川の先陣争い」で知られる近江ゆかりの武将・佐々木高綱の平家打倒の歩みと、東大寺再興を描いた小説「高綱と重源」を、米原市下丹生の江竜喜信さん(71)が執筆、叢文社から出版された。
 近江源氏を源流とする高綱は源頼朝の伊豆での挙兵に加わり、義経とともに参戦した宇治川の戦いでは対岸から弓を放つ木曾義仲軍へ向け、頼朝から与えられた名馬「」にまたがり、武将・梶原景季と先陣争いをした逸話が残っている。平家の滅亡後は東大寺再興を担う僧・重源のため木材の調達に奔走し、後に出家する。
 江竜さんは「宇治川の先陣争いで有名な高綱が、重源との出会いで東大寺再興の木材調達に自分の人生を捧げた点に感銘を受け、小説にした。出家後の姿は確たる資料が得られず描けなかったが、地元ゆかりの近江源氏の高綱の生き様を知ってもらえれば」と話している。
 江竜さんは彦根市役所市史編纂室長、議会事務局長などを経て退職。彦根市西地区公民館長なども務めた。これまでの著書に「一期の決断 大谷刑部」「小早川金吾秀秋」「由比正雪の乱」など。
 本書は四六判232ページ。1404円。各種インターネットのショッピングサイトで購入できる。

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