彦根市の飲食店街・袋町を巡る「遊里・貸座敷探索ウォーク」が26日に行われ、県内外から約20人が参加した。まちづくりを担う人材を育成する滋賀県立大学(彦根市八坂町)のプログラム「近江環人」のOBで組織のNPO法人・環人ネットが、元遊郭だった歴史のある袋町を歩きながら学ぼうと企画した。
一行は、県立大学大学院博士後期課程の坂下弘徳さんの説明を聞きながら、花しょうぶ通り商店街や袋町一帯を散策。元銭湯だった街の駅・戦國丸では坂下さんが「遊郭とお風呂はセットとして使われていたのだろう」などと当時の歴史を振り返りながら説明した。
袋町の通り沿いにある料亭「小島」では、坂下さんが「県内の遊里」について発表した後、女将から袋町の遊郭時代の思い出話を聞いた。
県立大1回生の矢野彩夏さん(19)=長浜市=は「彦根にいても、こんなに古い町並みが残っていることは知らなかった。どこを見ても新鮮だった」と話していた。
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