2014年9月11日木曜日

彦根市史現代発刊へ協議大詰め、10月1日6回目の民事調停

 新修彦根市史・通史編現代の発刊を巡り、彦根市側と執筆者側が対立している問題で、5回目の民事調停が5日に彦根簡易裁判所であり、終了後に両者が記者会見を行った。
 前回調停後の8月12日~28日に両者で計5回の実務者協議を行い、5日の調停では市が提示した修正部分の字句46カ所、内容68カ所のうち、編集方針などの「凡例(はんれい)文」を除く部分で合意した。
 凡例文については、執筆者側が6月の調停で示した文案に対し、市から①平成22年1月末に市史編集委員会から市に提出された原稿について、市と執筆者が協議を重ねて、歴史的事実の誤りなどがないように努力した②本書の内容は各執筆者の研究成果をもとに示した一つの見解であり、異なる見解を排するものではない③本書の執筆内容は巻末の一覧通りであり、内容上の責任は各執筆者が負う―という内容で提案があった。
 これに対し執筆者側は、①は受け入れるとした上で、②については「通史編のほかの巻には無い記述を入れるのは不自然」、③については「市側の要望で修正しているのに市がまったく責任を負わないのはおかしい」などと反論。
 市側も、②については「ほかの巻と異なり、文中に出る関係者が存命しているため、ほかとは違う配慮が必要」、③については「発刊の責任は市にあるが、原稿の著作権があるのは執筆者であり、その責任を負うのは当然」などと主張。
 結局、今月24日までに市側が執筆者側に凡例文を再提示し、10月1日に両者で6回目の民事調停を行うことになった。また凡例文の再提示の際には、大久保市長による巻頭言の文案も提示される。
 執筆者側代表の上野輝将・元神戸女学院大教授は「大久保市長が今、どのようなお考えなのか、意見交換がしたい」と話していた。

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