彦根市教委は、井伊直弼の政治や幕末維新期の彦根藩、明治から昭和初期にかけての彦根をまとめた「新修彦根市史」(第3巻 通史編 近代)を発売した。
新修彦根市史は平成6年に編集が始まり、同13年に最初の「第5巻 史料編 k古代・中世」が発刊、以降毎年1巻ずつ刊行され、今回で8巻目。同25年までに全12巻が作られる。
「第3巻 通史編 近代」では、▽幕末維新期の彦根藩▽明治の文明開化と彦根▽日清・日露戦争期の彦根▽デモクラシーと恐慌の時代▽総力戦と総動員の時代―の5つの章に分け、幕末から昭和初期の彦根を詳細に説明している。
「幕末維新期の彦根藩」では、日米修好通商条約締結の際、彦根藩では締結には天皇の許可が必要であると考え、直弼も勅許を得るために調印を延期していたが、米国総領事のハリスから英仏が軍艦を派遣するとの情報を得、やむなく調印を許可した―と説明している。 本には、ジャーナリストの田原総一朗氏が「私と彦根」、彦根史談会の中野修吾会長が「回想 わが白墨人生プラス彦根史談会」をテーマにした論述した別刷りの巻報も入っている。A5判、788ページ。5000円。市役所1階、支所・出張所、彦根城博物館、市内の書店で販売。注文は市教委市史編さん室℡0749(27)3544へ。
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