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2009年3月3日火曜日

小泉紅かぶら、商品化へ 「かぶじぃ」も登場

 江戸時代に彦根市小泉町(旧小泉村)で栽培され、藩主にも献上された記録が残る「小泉紅かぶら」の漬物が、3月1日の開国フェスタで初披露され、試食品が振る舞われた。来年度中に商品化される。
 小泉紅かぶらは、井伊直弼も漬物を食して賞賛し、小泉の住民が競って作り、献上したと伝えられる。昭和初期まで地元で栽培されていたが、その後、姿を消した。
 地元住民らで組織の「小泉町八王子倶楽部」は小泉紅かぶらの復活を目指し、プロジェクトを立ち上げ、昨年9月には県農業技術振興センターが保存していた種を約900平方㍍の農園の約200平方㍍分にまき、12月に約700本を収穫。寒風干しした後、愛荘町の漬け物業者で漬けられていた。
 1日は20本分の漬け物が使われ、しっかりとした歯ごたえとあっさりした味付けに来場者に好評だった。また滋賀大学の三田村薫さん(23)が考案した小泉紅かぶらのイメージキャラクター「かぶじぃ」も初披露された。
 今後は、地元の春祭りで奉納、町民への配布、希望者への進呈、料亭や飲食店への提供などでPRし、来年度中に商品化する。

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