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2012年1月22日日曜日

3・11 メモリアルイベント実行委員会(仮称)最初の会議開く

 東日本大震災から1年後の3月11日に、滋賀県護国神社(彦根市尾末町)などでイベントを開催するため、市民有志で設立された「3・11 メモリアルイベント実行委員会」(仮称)の第1回目の会議が、17日に大学サテライトプラザ彦根で開催。団体やイベントの名称などについて話し合った。
 同団体代表で油藤商事(豊郷町)専務の青山裕史さん(40)が、共通の「思い」を被災地へ届けると共に、市内団体を結集させたイベントを開催することで今後の更なるまちづくりにつなげていこうと企画。市民や市職員、市内大学教員、学生、議員ら約50人の委員を集めた。本紙の山田貴之編集長も協力者として入った。
 会議では、委員から「被災地のためと、これからの彦根などのまちづくりのためを一緒にして良いものか」、「震災が自分のまちで起こった時を考えると、『今後のまちづくり』という考え方は大きなネットワークづくりためにもなり、賛同できる」など、趣旨に対する意見が出た。
 また、被災地で継続して支援活動をしている県大生からは「被災者の方は時間を考える余裕もなく、私たちが考える『1年』とは感覚が違う。どういう気持ちを伝えるのかを考えてほしい」など、被災地へ送る「思い」についての提案があった。
 このほか、「地震と津波による犠牲者または被災者へのイベントにするべきで、原発問題を大きくもってくるとエライことになる」との要望もあった。
 団体名とイベント名については、仮称にあがっている「メモリアル」が記念物の意味であることから、「別の名称に」との希望が相次ぎ、「前向きな意味を込めては」との意見や、鎮魂や追悼など「被災地を悼む言葉にするべき」など提案があり、趣旨などと共に次回会議の31日までの宿題になった。

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