彦根市新海浜の公園にある黒松の幹部分が何者かに切断され持ち去られているのを、近くに住む宇野道雄さん(76)が11日午前に発見。公園を管理する県などに報告した。
新海浜には湖岸約2㌔にわたって約9000本の黒松が植えられているが、毎年12月になると、門松用に取りに来る人がおり、県や地元住民が警告の看板を設置したり、住民らが監視活動をしている。
今期も、公園内で地元住民が苗から育ててきた7、8年目の黒松(高さ約2・5~約3㍍)のうち、8本の上部(約1~約1・5㍍)が切断。宇野さんが昨年12月24日に同じ場所を確認した際は異常なかったため、それ以降の年末にかけて切られて持ち去られたと見ている。切られた松は再生ができないという。
被害状況が例年よりもひどく、奥まった部分を集中的に切断されていたため、業者関係者の可能性もあるという。宇野さんは「住民が大切に育ててきた松が切られたことは非常に残念。絶対にやめてほしい」と話している。
公園を管理する近江鉄道ゆうグループは「県や地元と話し合って、今月中にも警告の看板を設置したい」としている。
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