2014年4月24日木曜日

井上仏壇店の江戸期の店舗 解体、秋に新装オープンへ

 江戸時代の建物とされる井上仏壇店(彦根市芹中町)の店舗が21日から解体されている。解体後は新築され、今年11月ごろに新装オープンする。子ども時代から過ごしてきたという井上昌一社長(46)も名残惜しみながら、仏壇の移動などの作業をしている。
 同店は明治37年(1904)創業で、大正7年(1918)に現在の場所に移動してきた。井上社長が四代目にあたるが、先々代の祖父の時代から建て替えが悲願だったといい、近年は雨漏れや耐震性などの問題もあった。同店が10年前に購入し、サロン的な役割を果たしてきた隣接する「七曲り三軒茶屋」の建物も解体され、同店分と合わせた約400平方㍍の敷地に新店舗を建設。2階のスペースに七曲り三軒茶屋を移す予定。
 同店が位置する七曲り通り沿いには、歴史的に価値がある町家形式の建物が多く残っており、滋賀県立大学の濱崎一志教授が4年前に行った調査では74軒あったが、同教授によると、ここ最近はどんどん取り壊されている状況だという。
 その歴史的建造物の建物がまた無くなることに、井上社長は「私も小さい時に生活していた場所であり、寂しい思いはある。庭の樹齢約200年の梅の木など残せる物は残して、新店舗に活用したい」と話していた。通り沿いは歴史的景観に配慮した形式にする予定。

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