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2014年4月11日金曜日

国宝・彦根屏風を展示

 彦根城博物館は11日から「国宝・彦根屏風」を展示する。12日午後2時~は展示品を説明するギャラリートークがある。
 彦根屏風は正式名「紙本金地著色(しほんきんじちゃくしょく)風俗図」。作者不明だが、寛永年間(1624~44)の作品で、当時の京都の遊里・六条三筋町の様子だとされる。金箔を背景に人物が緊密に配置され、髪の生え際や衣装文様なども細かく描かれている。南蛮貿易でもたらされたたばこや、洋犬のほか、遊里の遊びとして欠かせない三味線やすごろくも登場している。
 寛永年間に作られた後、江戸市中から天保年間(1830~44)に質屋の所有となり、井伊家十二代当主・直亮か十三代・直弼の時代に彦根藩の所有となった。昭和30年に国宝に指定、平成9年に市の所有に。同18年から19年にかけて修理が行われ、6枚に分かれていたものを屏風形に復元。築城400年祭期間中の19年9月に屏風形として初めて公開された。
 午前8時半~午後5時、5月13日まで。

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