彦根市後三条町の鈴木ヘルスケアサービスは18日、生活とリハビリ研究所代表でNHKなどにも出演している三好春樹さんらによる「老人介護塾」(滋賀彦根新聞社後援)を文化プラザで開き、約120人が参加した。
三好さんは認知症ケアの現在と将来について講演。「ロシアに行く」と言い出す認知症の男性を例にあげ、「それまでの生活歴を見ると理由がわかる。(認知症のお年寄りの言動を)止めるのではなく、むしろ応援をしてあげることが大切」とアドバイス。
認知症という言葉が定まる前にある新聞が認知症の症状を「老化に伴う人間的変化」と表現していたことをあげ、「痴呆症は薬で良くなることはなく、医学では及ばない、人間的な反応、人間的なドラマであり、人間とは何かで捉えていかなければならない」と解説した。
介護の仕事にもふれ「医療やリハビリは人体を相手にするが、介護は人間らしく生きていくためのニーズをつかみ、その人の人生観や世界観に関わることができる」とし、介護は従来の「3K」(汚い・臭い、きつい、給与が安い)ではなく、①感動②健康③工夫の「3K」があると、介護の魅力を語った。
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