2010年4月24日土曜日

国指定名勝・お浜御殿(旧彦根藩松原下屋敷)、春の特別公開始まる

 彦根市松原町の旧彦根藩松原下屋敷(通称・お浜御殿)=国指定名勝=の春の特別公開が24日から始まった。
 お浜御殿は、文化7年(1810)ごろに十一代藩主・井伊直中によって約2万0881平方㍍の敷地に建てられた。奥座敷、台所、書院、門番所、5つの土蔵などがあったとされるが、当時のままの建物は奥座敷と台所、門番所。明治22年(1889)に大広間と玄関の2棟が増築されたほか、建築時期不明の長屋が残っている。
 全敷地の約半分を占める庭園は、琵琶湖と連動して水位が変化する汐入(しおいり)形式を採用した池を中心に、西側に緩やかな州浜(すはま)、東側に築山が設けられている。しかし、江戸時代の建物を中心に壁の亀裂やはく離、柱の損傷、庭園の荒廃など早期の改修が必要なため、市は平成21年度末時点で全敷地の約85%(約1万7846平方㍍)を公有地化している。
 昨年から「新緑の春」と「紅葉の秋」に庭園を期間限定で無料公開しており、春に5944人、秋に2394人が訪れた。今春の公開日時は5月16日までの毎日午前9時~午後5時。事前の申し込みがあった団体にはガイドもあり。問い合わせは彦根市教委文化財課℡0749(26)5833へ。

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