多賀大社で6日、お田植祭が営まれ、早乙女たちの田植えを大勢の観衆が見守った。
中野幸彦宮司らが本殿祭で五穀豊穣を祈願した後、ご神田でお田植神事が開かれた。 米原市の国選択無形民俗文化財「豊年太鼓踊り」などが奉納された後、湖東・湖北の豊年講の子女ら65人が植女、踊女、歌女に分かれて奉仕。菅笠、たすき姿の植女が歌と踊りに合わせて、10㌃のご神田にイセヒカリの苗を丁寧に植えていた。秋の抜穂祭で収穫される。
この日のお題は「波寄鯛」。庖丁人として日本料理「うえき」(銀座町)の井上盛博さん(39)が巧みな包丁技でタイのさばきを披露し=写真、観衆から盛んな拍手が送られていた。
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