2010年6月16日水曜日

滋賀県知事選・参院選 同日選挙へ、民主・自民・共産で 24日から選挙戦突入 小西理氏も出馬表明

 来週24日(7月11日投票)の滋賀県知事選の告示と参院選の公示を前に、出馬予定者の陣営では集会や事務所開設など動きが活発化してきた。参院選、知事選とも実質、民主、自民、共産による三つ巴の戦いが濃厚。
 知事選には現職の嘉田由紀子氏(60)、元衆院議員の上野賢一郎氏(44)、元県労連議長の丸岡英明氏(61)が立候補を予定。民主党県連が嘉田氏を支持、共産党が丸岡氏を推薦、自民党が実質、上野氏を支援する。
 嘉田氏の陣営は、民主党や政治団体「滋賀の未来をひらく会」が支援の輪を広げている。12日には大津市内に事務所を開き、マニフェスト2010も公開。4年間の自己採点と、「もったいないプラス」をキャッチフレーズに、雇用・経済、琵琶湖・地球環境など5つの項目別に政策を紹介している。19日午後2時~彦根商議所で茶話会を開く。
 上野氏は無党派からの支持を得るため、自民党を離党し県連会長も辞任した。「琵琶湖ルネッサンス」をキャッチコピーに、地方分権の推進やお母さん力ナンバー1など5本の政策を柱にあげるが、人気のある現職有利の情勢を打破するだけの勢いは感じられない。滋賀2区では彦根と長浜に事務所を開設する予定。
 丸岡氏は、県内高校の統廃合、市町合併の推進、大企業誘致の支援など現職が進める政策に反対。県労連や支援団体「明るい滋賀県政をつくる会」が県内各地で集会を開いている。彦根では16日午後6時半~彦根勤労福祉会館で学習会を開く予定。
 参院選には民主党現職の林久美子氏(37)、自民党新人の武村展英(のぶひで)氏(38)、共産党新人の川内卓氏(54)が出馬を予定している。元衆院議員の小西理氏(51)も15日に出馬を表明したが、NPO法人の理事長としての活動のため選挙活動は投票日前日(7月10日)の1日のみの予定で、次の衆院選を狙った動きとみられる。
 林氏は、母親の立場から「ママフェスト」と題し、待機児童の解消、学童保育の充実など子育て支援を重点的に訴える。現職の強みと菅政権誕生による民主党の支持率上昇で、有利な展開が予想される。
 武村氏は、公認会計士の立場から、民主党政治の税金の無駄遣いや政治とカネの問題などを追及している。しかし知名度や支援者の広がりはなく、厳しい状況のまま選挙戦を迎えそうだ。
 川内氏は、共産党の党是、大企業に応分の負担と軍事費削減により、乳幼児医療費無料化と国保料1万円の引き下げを訴える。
小西理氏が出馬表明
次の衆院選狙い?
 元衆院議員の小西理氏(51)が15日、参院選へ無所属で出馬すると表明した。ただ選挙期間中は海外にいるため、帰国後の投票日前日(10日)のみ彦根で演説会を開くといい、次の衆院選に向けた動きだとみられる。
 小西氏は近江八幡市出身。彦根東高、東大法学部卒業後、三菱重工などを経て、兄の小西哲衆院議員の第一秘書に。哲氏の死去に伴い平成13年の衆院補欠選挙で彦根など滋賀2区から出馬し初当選。しかし平成17年の衆院選では郵政民営化に反対したため、公認を得られず無所属で出馬し落選した。現在はNPO法人「空援隊」理事長や日本映像通信社長などを務める。
 小西氏は「この国はこのままほっておくと消滅すると思い、その危機の中、一度でも国政に携わった身なら、無理してでも出ようと思った」と話している。22日からNPOの活動としてフィリピンで遺骨収集をするため、選挙運動は投票前日以外しないという。

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