2010年7月7日水曜日

参院選・滋賀県知事選 投票迫る、各陣営の演説に熱気

 11日投票の参院選(滋賀選挙区・改選1)と県知事選の戦いは、残すところ4日間となった。各候補は、知名度のない選挙区や大票田の南部を中心に訴えを広げているが、両選挙とも現職候補が優勢なまま、終盤に入っており、新人候補が盛り返しに懸命な状況だ。
 ◆参院選
 民主現職の林久美子候補(37は、無党派層からの支持が多い県知事選の嘉田候補と共同での個人演説会を各所で開いたり、蓮舫議員や小宮山洋子議員ら世論受けする有名議員を招くなど、選挙戦の行方を左右する無党派層を着実に獲得している。菅首相による消費増税議論で内閣支持率が低下しているが、そのような逆風の中でも有利な選挙戦を見せている。
 自民新人の武村展英(のぶひで)候補(38)は、夫婦別姓の導入阻止や外国人参政権の反対など保守の理念を前面に打ち出し、差別化を図っている。しかし課題の知名度については、世論受けする「有名人」を招くことができておらず、自民支持層以外からのウケはいまひとつ。中盤時点での知名度アップは出来ておらず、特に県北部で浸透されていない。内閣支持率の低下で民主党批判の受け皿にはなり得るが、無党派層からどれほどの票を獲得できるかは未知数だ。
 共産新人の川内卓(たかし)候補(54)は、共産以外から獲得できておらず、厳しい選挙戦。
 無所属で新人の小西理候補(51)はフィリピンで遺骨収集活動中。10日(午前8時~午後8時)に県護国神社(彦根市尾末町)で県民の意見を聞く会を開く予定。
 ◆知事選
 現職の嘉田由紀子候補(60)は、民主党県連から支持を受けていることもあり、参院選の林候補と共同で個人演説会を開催。支持が多い無党派層のほか、民主支持層からも票を獲得している。対立候補が唱える「無料化」政策にはほとんど触れることなく、4年間の実績と「もったいないプラス」の政策を訴える。大手紙の世論調査では3割が投票先を決めておらず、また民主党の支持率低下に伴う影響も考えられるため、「気を引き締めて終盤を戦う」(同陣営)。
 新人の上野賢一郎候補(44)は、無党派の獲得に向け「無所属」を強調しているが、陣営は実質、自民党で固めている。経済対策を現職の弱点と位置づけ、二大大橋無料化による経済活性化を唱え、現職を批判する市長連合を味方に付けているが、その浸透具合は見えていない。民主党の支持率低下により、反民主からの支持は得るが、反民主の中にも親嘉田がおり、今後は無党派層と、知名度が不足しているエリアから、どれほど支持を得られるのか―にかかっている。
 新人の丸岡英明候補(61)は現県政を批判しながら2人を追うが、伸び悩んでいる。

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