市内には文化財的に貴重な建物が多く残っているが、世代交代や開発により、取り壊されている地区もある。市はその貴重な建物を後世に残しつつ、一つのエリアを形成し観光拠点にしていくため条例を制定することにした。
市教委文化財課が伝建地区に想定しているエリアは、▽本町▽芹橋▽花しょうぶ通り▽七曲り通り▽高宮▽鳥居本―の6地区=写真は七曲り。そのうち花しょうぶ通りにおいては、すでに建物調査をしており、ほかの地区においても条例制定後、随時、調査を進めていく。
素案によると、伝建地区に指定された場合、地区内の歴史的建造物を家主が改築などする場合に許可がいる一方、市からの補助や免税措置がとられるなどの優遇もある。市は将来的に国選定の重要伝建地区の選定も目指している。県内ではすでに、大津・坂本、近江八幡、旧五個荘が重要伝建地区になっている。
条例の素案は、文化財課、支所・出張所、情報公開コーナー(庁舎1階)、市のホームページで閲覧できる。意見は11月1日までに文化財課へ。
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