2010年10月29日金曜日

彦根仏壇の漆塗師とプロダクトデザイナー・島村卓実さんの融合商品「chanto」考案、井上仏壇店

 彦根市芹中町の井上仏壇店(井上昌一代表)は、プロダクト(製品)デザイナー・島村卓実さん(47)と彦根仏壇職人の技を融合させた商品の試作品を開発。新ブランド「chanto(シャント)」名で、29日から明治神宮外苑である「TOKYO DESIGNERS WEEK2010」に出展した後、来年6月をめどに全国展開し、将来的には海外進出も目指す。
 同店では昨年5月に米国ニューヨークで開かれた見本市に、彦根仏壇の技を生かした壁掛けやテーブルなどを出展。その時に井上代表が島村さんと出会い、共同での商品作りを提案。昨年度のしが事業応援ファンド助成金の採択を受け、今年2月から毎月、東京や彦根で島村さんと話し合ってきた。
 最終的には多くの人が利用し癒しを提供できるとして「カフェ」に焦点を絞り、コーヒーセット、エスプレッソカップ、マルチトレイ、ザイス(あぐらをして座れるイス=写真=)など9種類、色も最大10種類そろえることに。ほとんどの製品に彦根仏壇の漆塗師・中嶋誠作さん(54)=後三条町=の技をほどこしている。ブランド名のchantoは、「背筋を伸ばして」「きちんと」という彦根の言葉「しゃんと」に由来。
 井上代表は「天然素材を使った仏壇職人と斬新なデザインで新しいカフェの時間を提案したい」と話している。島村さんは「このプロジェクトは新しいジャンルへの挑戦。彦根仏壇と微妙なニュアンスでつながることがブランドを確かなものにすると信じている」とコメント。
 今後は来年6月の東京でのインテリアライフスタイル展に出展し、国内での販売を開始。平成24年2月にフランス・パリで開かれるメゾン・ド・オブジェへも出展し、世界のブランド化も目指していくという。

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