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2010年10月13日水曜日

水戸市の加藤浩一市長 井伊家菩提寺・清凉寺に初訪問

 水戸藩士らにより井伊直弼が暗殺された安政7年(1860)3月3日の桜田門外の変から今年で150年―。彦根市と水戸市とのわだかまりを完全に解こうと、水戸市の加藤浩一市長(67)が10日、同市の市長として初めて清凉寺(古沢町)の井伊家墓所を訪れ、井伊家代々の墓の前で手を合わせた。
 安政5年~6年の安政の大獄で井伊直弼は、水戸藩家老・安島帯刀らを処刑。その翌年に桜田門外の変が起こった。
 彦根と水戸は昭和43(1968)年に親善都市提携を締結。昨年11月には井伊家第十八代当主・直岳さんや獅山市長らが初めて水戸市を訪問し、帯刀らの墓を参った。加藤市長も今年3月に井伊直弼の墓がある東京・豪徳寺で営まれた百五十周忌法要に参列した。
 この日、加藤市長は尊皇攘夷派の水戸藩士をまつる福井県敦賀市の松原神社での例大祭に参列した後、彦根入り。出迎えた獅山市長と北村昌造・彦根商議所会頭と井伊家代々の墓を参った加藤市長は「ほっとした気持ちだ。これで両市のわだかまりが解けたのではないか。これからも両市の交流が深まることを願っている」と話した。獅山市長は「雨降って地固まるだ。これからも水戸市とはフランクな交流をしたい」と語った。

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