岩下さんは1歳の時に急性小児片まひを発症し、左半身が不自由になった。8歳の時から絵を描き始め、これまでに数多くのコンクールで入賞し、各地で個展を開いている。
5年前に高宮での蝸牛会アート展に出品するため彦根を訪れた際、双葉荘で宿泊したことを機に、昨年5月に双葉荘で初の作品展を開催。その時に来場したコーヒーメーカー・UCCホールディングス(本社・神戸市)の上島達司会長の知人に、子どもの時からUCCのコーヒーを飲んでいることを話したことから、昨年夏に上島会長が岩下さん宅を訪問。意気投合し、岩下さんが15歳の時に描き、門外不出にしていたという、UCCの空き缶とカップが描かれた絵を寄贈。この作品は現在、UCCコーヒー博物館(神戸市)に展示されている。
作品展では上島会長と話した時の喜びを表現した自画像「コーヒーブレイク(42歳の僕がコーヒーを飲んだら・・・)」をはじめ、コーヒー豆をいくつも描いて仕上げたゴジラの絵や、UCCの製品名をナンバープレートにした車・ミニローバーなど15点を展示している。
岩下さんはコーヒーブレイクの絵を前に「UCCの製品は大好き。コーヒーを飲んだらコーヒー色に染まった僕を見に来てほしい」と話していた。7月1日、16日などに会場に滞在予定。入場無料。開館は9月2日までの午前10時~午後4時。
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