人心の平安と社会の安定の祈願を目的に神社と寺院が相互で巡拝し合おうと、関西の神社宮司や寺院座主などによって神仏霊場会が設立。平成20年3月に比叡山延暦寺で設立総会、秋に伊勢神宮で発足奉告祭があり、以降、金剛峯寺(高野山)、生田神社(神戸)、東大寺(奈良)で、毎年6月に祈願祭が行われてきた。150社寺が加盟しているほか、伊勢神宮の内宮と外宮が特別参拝の対象になっている。
多賀大社での祈願祭には社寺の代表のほか、150社寺すべてを巡礼した満願者約400人のうち21人も参加。参集殿での総会では、東大寺の北河原公敬別当を会長に、木村宮司らを副会長にする役員人事を決定。その後、社寺の代表がそれぞれ一列に並んで行進し、本殿で祈願祭が行われた。
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