2012年6月13日水曜日

平和堂・夏原平和社長 父・平次郎氏語る

 平和堂の代表取締役社長・夏原平和氏が8日、彦根ビューホテルで「創業者の父から学んだこと」をテーマに講演し、父親の故・平次郎氏からの教えなどを語った。
 夏原氏は、平次郎氏が農家の長男として生まれ、元々は先生になりたかったものの、父親から許されずに最初は農業をしていたことや、農業で馬を使っていたため戦時中は騎兵隊に入っていたことを紹介。昭和19年に息子が生まれ、「平和」と名付けたことに、夏原氏本人は「戦時中だったため、この言葉に抵抗もあったが、息子が大きくなる時代には平和な世の中になってほしいという思いがあったのだろう」と話した。
 また平次郎氏の本「奉仕と創造」の内容を示しながら、「もうけよう、もうけようとするのではなく、お客さまに喜んでもらうことが先だ」「世の中で一番楽しいことは、一生涯貫く仕事をもつこと。また寂しいのはうそをつくこと」などの教えを解説した。
 平次郎氏との自宅での生活にもふれ、「父にはよくしかられた。ほめられたことがなかった」「食事をしている時も言われるため、早く食事を終え、早く家を出なければならなかった。休日でもどこかの店に行っていた」とのエピソードを話した上で「父にしょっちゅう言われた事は身についている」と感謝を示した。
 社員教育については、社員が上司に厳しく指導されたことを(上司の定年退職時に)自慢する姿をあげ、「時には、たたくぐらいに真剣に社員を指導することが必要。何事も中途半端ではなく、徹底しなければならない」と述べた。
 講演会は近畿商工会議所女性会連合会総会の中で行われ、近畿2府5県の53女性会から約500人が聴いた。

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